アスベストに注意
主に「スレート」と呼ばれる屋根において石綿スレートとして住宅用・工場用屋根として1960年頃から広範囲に使用されてきました。しかし、1970年代に入りアスベストの危険性が徐々に明るみにされてくると、欧米などでは次々とアスベスト使用が全面禁止になりましたが、日本では段階的な規制・制限はされたものの、2004年の実質禁止(含有量1%以下は規制外。2008年に全面禁止)まで製造・販売がされてきました。1994年頃からスレート系屋根材でもアスベストを含まない屋根が出始めましたが、15年以上もしくはそれ以前に建てたスレート屋根の住宅ではアスベストが使用されている可能性があります。今現在、屋根に含まれるアスベストの危険性は国のレベルでは最も低いレベル3に設定されていますが、最近の研究で微量であっても危険性はあるという見解も出ています。もし、築年数など心当たりのあるお宅はこの機会に、
早めの屋根点検と屋根改修をご検討ください。アスベストを廃棄するのは専門資格保有の専門業者に限ります。