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太陽光発電パネルの設置をお考えの方へ。

みなさんこんにちは。

いよいよ秋本番となって参りました。
あの暑かった夏が懐かしい今日この頃。

みなさんは年末に向けて慌ただしくなってきたのではないでしょうか。
さて、そんな年末を間近にしたこの季節、来年に向けて色々考える時期でもあります。
そんな中で、弊社にここのところ最近相談が増えてきている太陽光発電パネルの設置について、
少しお伝えさせていただきます。


もし、今ご自宅に太陽光発電パネルを設置したいとお考えの方へ、事前にチェックしておきたい注意点を分かりやすくまとめました。
もう、ご存知のことも多いかと思いますが、あえてもう一度ご確認という意味でご覧いただければ幸いです。

✅ 1. 屋根の向き・角度
・最も発電効率が高いのは南向き(次に東西)
・勾配(角度)は約10〜30度が理想的
・北向き屋根は効率が大幅に落ちる可能性

✅ 2. 屋根の材質・状態
・金属屋根は設置しやすい
・経年劣化がある場合は補修や葺き替えが必要
・屋根の耐久年数<パネル寿命(20〜30年)だと将来コストが増えるので、高耐久の屋根材を選ぶ

✅ 3. 耐震性・耐風性
・強風地域や台風が多い地域では、固定金具の設計が重要
・建物の構造強度も確認(特に古い建物)
・できるだけ軽量の屋根材を選ぶ

✅ 4. 周囲の遮蔽物(影の影響)
・近隣の樹木や建物で日陰ができると発電量が大幅に低下
・将来建つ建物の高さ制限もチェックできればなお安心

✅ 5. 雪地域での注意
・雪に埋もれると発電できない
・雪が滑り落ちる「落雪」や「雪庇」に注意
・積雪荷重対応か要確認

✅ 6. メンテナンス性
・汚れ(鳥のフン・黄砂・PM2.5)で発電効率が低下
・屋根に登る必要があるため、清掃性も大切
・屋根材のメンテナンス時期も考慮し、長いスパンを考慮し屋根材選びを考える(リフォーム時)

✅ 7. 配線ルートの確保
・分電盤からパワーコンディショナーまでの距離
・室内機器を設置するスペースが必要

✅ 8. 売電・補助金制度
・地域によって補助金の条件が異なる
・固定価格買取制度(FIT/FIP)の最新状況確認

✅ 9. 自家消費型か売電型か
・家庭内の消費電力が多いほどメリットが大きい
・最近は「蓄電池」併用の自家消費が主流(だだし、蓄電池のメンテナンス時期・費用にも注意)

✅ 10. 屋根に穴を開けない工法の検討
・金属縦ハゼ屋根などは「掴み金具」で穴あけ不要
・漏水リスクを抑えられる

✅ 11. 火災保険・施工会社の質
・太陽光パネルは火災リスクがゼロではない
・施工不良が最大の原因
・信頼できる業者選びは超重要

✅ 12. 重量による建物への負担
・屋根に数百kg加わることも
・古い木造は構造計算を推奨
・軽量の屋根材を選ぶ

✅ 13. 美観・景観制限
・景観条例がある地域では規制対象になる場合も
・外観の印象が変わる点は住環境・資産価値に影響

✅ 14. 将来のリフォームとの兼ね合い
・屋根塗装や葺き替えの際に追加コスト発生
・パネル撤去費用も考慮

✅ 15. 雷防護・接地
・雷サージ対策は必須
・パワーコンディショナー保護のためにも重要

以上が簡単な説明でしたが、注意すべき内容となります。

太陽光発電パネルの設置はメリットが大きい一方で、
◯屋根状態
◯設置環境
◯施工品質
をはじめ長期的な
メンテナンスをあらかじめ考慮して、
を総合的に見ないと、後悔してしまう場合があります。

せっかく設置した太陽光発電パネルが残念なことにならないように、
慌てて設置せずに、よく理解した上での設置をお勧めします。
安い買い物ではないですから(^^)

 

 

 

 

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